こんにちは。
3歳女の子(ぷりちゃん)のママ、シュリンプです。
私は1歳の子どもを育てながら転職活動をし、100社以上に応募して3社から内定をもらいました。
転職時に重視していたのは、育児と仕事を両立できる働き方です。
正式な育児短時間勤務制度は利用せず、現在は所定労働時間7時間のフルタイムで働いています。
そして転職から約1年後、昇格して年収が100万円ほどアップしました。
「時短勤務や時間に制約のある働き方では、マミートラックに乗ってしまうのでは?」
転職前の私は、このことがとても不安でした。
結論からいうと、育児中でも昇格することはできました。
ただし、何も無理をせず、家庭への負担も増やさずに実現できたわけではありません。
想定以上の残業が発生し、夫婦で何度も話し合うことにもなりました。
この記事では、次のことを正直に紹介します。
- 転職1年後に昇格できた理由
- マミートラックへの不安とどう向き合ったか
- 昇格と引き換えに増えた負担
- 転職前に確認しておけばよかったこと
時短勤務を希望している人だけでなく、育児とキャリアのどちらを優先するか迷っている人の参考になれば嬉しいです。
転職時の記事は他にも書いているのでこちらも参考にしてください。
【結論】転職して1年、昇格のタイミングで何が起きたか
ひとめでわかる、転職1年後の変化
- 昇格した(約1年たった昇格時期のタイミングで)
- 年収は100万円ほどアップ
- 在宅勤務は今も継続中
- 育児との両立も継続中
- ただし、残業は想定より多かった
一つずつ、詳しく説明していきます。
昇格するには、まず年度ごとに設定される目標が達成できていることが最低条件になります。
これは昇給やボーナスにも関わる、いわば大前提の部分です。
そのうえで、さらに上のポジションになるには、そのポジション相当のふるまいがすでにできている必要があります。
この辺りは企業でよくあると思うので再現性が高いのではと思います。
なぜ昇格できたのか、自分なりに振り返ってみました。
1年以上働きぶりを見た結果、すでに上のポジション相当と判断された可能性。
もしくは、そもそも入社したときのポジションが、実力より少し低めだった可能性もあると思います。
ただ、一番大きかったと感じているのは、たまたま難しいプロジェクトに配置されたことです。
メインで進める予定ではなかったのですが、タスクが多く、他チームとの調整も必要な案件でした。
昇格につながったと感じるプロジェクト
昇格につながった一番大きな理由は、入社後に参加した社内改善プロジェクトだったと思っています。
転職時の面談で「新しいことにも挑戦したい」と話していたところ、入社後、社内の業務プロセスを大きく見直すプロジェクトに途中から参加することになりました。
当初は、すでに進んでいるプロジェクトの一部を担当し、ドキュメント整備や運用開始前の最終調整を担当する予定でした。
しかし実際には、既存の仕組みを整理しながら、将来も運用しやすい形に見直す必要がありました。
技術的な対応だけでなく、次のような調整も担当しました。
- 関係部署との調整
- 運用ルールの整理
- 権限設計
- 承認フローの見直し
複数の部署が関わっていたため、それぞれの立場や考え方も異なります。
期限に間に合うか危うい状況でしたが、関係者と相談しながら一つずつ課題を整理し、最終的にはプロジェクトを完了できました。
振り返ると、特別な技術力だけが評価されたわけではないと思います。
実際技術的な面はベンダーさんの力もありました。
「誰かが整理しなければ進まないことを引き受け、関係者を調整しながら完了まで進めたこと」が評価されたのではないかと感じています。
後から上司にも、「本来のポジション以上の役割を果たしていた」と言ってもらえました。
育児中だからとすべての挑戦を避けるのではなく、自分にできる範囲で機会を引き受けたことが、結果的に昇格につながったのだと思います。
年収については、1年目は賞与がほとんど出なかったこともありますが、昇格による年収アップ幅としては100万円ほどでした。
転職後の昇格はあまり期待していなかったのでタイミングもありますが素直に嬉しかったです。
他の転職後の話は他の記事でも書いています。
転職前後で何が変わったか
数字だけだと実感が湧きにくいと思うので、転職前後の働き方を簡単に比べてみました。
| 項目 | 転職前(客先常駐) | 転職後(社内SE・現在) |
|---|---|---|
| 所定労働時間 | フルタイム(8時間) | フルタイム(7時間) |
| 残業の実態 | 客先都合で変動、多いときは大きく増える | 自分から相談して調整できる場面が多い |
| 昇格・年収 | 現場交代のたびに評価がリセットされやすい 実力次第で単価アップがあり | 1年後の昇格タイミングで昇格、年収100万円アップ |
| 携わる工程 | 開発工程が中心 実績のある案件以外のオファーは少ない | 上流工程や未経験領域にも携われる |
こうして並べてみると、時間そのものより「裁量があるかどうか」の違いが大きいと感じています。
管理経験なしからのスタートだった
時短勤務の転職体験談にも書きましたが、転職活動を始めた当時のシュリンプには実務経験がありました。
ただ、管理経験はありませんでした。
100社以上に応募し、3社から内定をもらってのスタートです。
「元々優秀だったから昇格できたのでは」と思われるかもしれませんが、決してそうではありません。
管理経験がない状態からでも、入社後の働き方次第で昇格を目指せることを、体験として伝えられたらと思います。
なぜ「時短にするとキャリアが止まる」と言われるのか
「マミートラック」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
出産や育児をきっかけに、本人の意思とは関係なく出世コースから外れてしまうことを指す言葉です。
子どもを産む前はそんな言葉知りませんでした。
時短勤務そのものが悪いわけではありません。
ただ、時間の制約があることで、責任のある仕事を任されにくくなったりすることがあります。
フルタイムの人と同じ評価軸で見られて、不利になったりすることもあると感じています。
シュリンプの場合、転職後の会社では時短勤務制度は使っていませんが、それでも「残業ができない」「突発対応がある」という制約は同じです。
だからこそ、マミートラックの不安は、時短かどうかにかかわらず、育児中のワーママ全体に関わる話だと思っています。
育児短時間勤務などの制度を申し出たり、利用したりしたことを理由に、昇進・昇格の人事評価で不利益に扱うことは禁止されています。
実際には労務の不提供が生じていないにもかかわらず、育児休業等の申出等をしたことのみをもって、当該申出等をしていない者よりも不利な評価を行うこと
厚生労働省「両立支援のひろば」から引用(2026年8月確認)
ただし、短くなった勤務時間そのものをどのように評価するかとは別の話です。
制度を利用したことだけを理由に評価を下げることは禁止されていても、限られた勤務時間の中でどのような業務を任され、成果をどう評価されるかは、会社によって違いがあります。
責任のある仕事を任されにくかったりすることも、同じように起きやすいと思います。
制約があること自体は同じだから、乗り越え方を考える必要があります。
ちなみに、社内SEに転職した経緯や、転職後によかったこと・大変だったことは、別記事にまとめています。
くわしくは社内SE転職のメリット・デメリットをご覧ください。
今回は、その中でも特にマミートラックへの不安にしぼって、詳しくお話しします。
マミートラックへの不安と向き合うために選んだこと
正直に言うと、マミートラックへの不安は今もあります。
今の状態からさらに勤務時間を短くしたり、残業にまったく対応できなくなったりすると、任される業務が変わる可能性があると感じているからです。
シュリンプの場合、担当する仕事を納期までに一定の品質で仕上げるには、残業が必要になる時期もありました。
もちろん、残業した分だけ子どもと過ごす時間は減ります。
ぽんさんの不満が増え、夫婦で話し合う機会が増えたのも事実です。
特に忙しくなる時期は、どこまで仕事を優先するのか、家庭内で何度も相談してきました。
先ほど紹介したプロジェクトも、自分にとって難易度が高く、どうしても勤務時間内だけでは終わらない時期がありました。
もし残業にまったく対応できなかったら、担当できる範囲が狭くなり、今回の昇格にはつながらなかった可能性があります。
私自身の経験から、時間の制約が増えるほど、担当できる業務が限られる場合があることは事実だと感じています。
ただし、マミートラックは本人の努力だけで避けられるものではありません。
短時間勤務でも成果を適切に評価する仕組みがあるか、限られた時間でも責任のある仕事を任せてもらえるかなど、会社や上司の考え方にも大きく左右されます。
ここで一つ、お伝えしておきたいことがあります。
今は昇格を目指さず、家庭との両立を優先することも、一つの選択です。
業務内容に過度なプレッシャーを感じず、任された仕事を着実にこなす。
その結果、家庭の時間を確保できたり、子どもと向き合う時間や心の余裕が増えたりするのであれば、それも一つの正解だと思います。
実際、昇格した分だけ、求められる役割や責任も増えました。
昇格を目指すかどうかは、自分が今何を優先したいかで決めてよいことだと、シュリンプは感じています。
家庭の状況が変われば、あとから選び直してもよいと思います。
一方で、時短勤務を選んでも業務量や責任がほとんど変わらず、短い時間で以前と同じ成果を求められるにもかかわらず、昇格の機会だけがなくなるのであれば、話は別です。
上司に業務量や評価基準を確認しても状況が変わらない場合は、より自分の働き方や成果を適切に評価してもらえる会社への転職も、選択肢になると思います。
昇格を目指した方がいい人・無理に目指さなくていい人
シュリンプ自身の経験から、簡単に整理してみました。
| 特徴 | |
|---|---|
| 昇格を目指してもいい人 | 難しい案件を任されたときに「やってみたい」と思える人/家庭内で残業できるタイミングの調整がつく人 |
| 無理に目指さなくていい人 | 今の業務量でも家庭との両立がぎりぎりの人/責任範囲が広がることに強いストレスを感じる人 |
どちらが正しいということはありません。
その時々の家庭の状況によって、選び直していいものだと思っています。
なお、シュリンプは次の昇格は相当頑張らないといけないので当分はいいかなと思っています。
育児との両立の実際
制度の話だけでなく、実際の毎日がどうだったかもお話ししておきます。
入社直後に有給を使い切った話
入社してすぐ、ぷりちゃんが病気になりました。
それに続いて、シュリンプ自身も体調を崩してしまい、あっという間に有給がほとんどない状態に。。
その後は、ぽんさんに調整してもらう場面が増えました。
時短転職の記事でも書いていますが、中途入社後の有給が少なくなってきたときの対応は事前に決めておくのがおすすめです。
どちらが対応するか、家庭内で話し合っておくとよいと思います。
ぽんさんは同じ会社にずっと勤めているので、有給に余裕がありました。
残業を断るときの伝え方
送迎については、時間の制約があると事前に伝えていたので、定時で帰ること自体は問題ありませんでした。
急な残業(になるようなタスク)は基本的に断っていました。
直属の上司や、普段一緒に仕事をしている同僚は、シュリンプが夕方以降の対応をしにくいことを知っています。
そのため、明らかに残業になるような作業を当日に振ってくることはあまりありません。
一方で、事情を知らない他チームの人から依頼が来ることもあります。
その場合は「別日でもよいですか?」という形で調整しています。
「子供の対応があるので家族と調整してみますね。」と伝えると、大体は別の人にあたってくれることが多いです✨
所定7時間×残業ありのリアルなきつさ
正直に言うと、所定7時間で残業もあるという働き方は、かなりきついです。
知人にもワーママが何人かいますが、フルリモートで6.5時間の時短にしている人。
所定労働時間は7時間でも、リモートがほとんどできないため6時間の時短にしている人がいます。
リモートができたとしても、突発対応や体調不良のリカバリを考えると、バッファがあった方がよいというのが総じての意見です。
出社であれば6時間、在宅多めであれば7時間でもなんとかやっていけるものの、それでもかなりきついというのが個人的な実感です。
同じ「所定7時間」でも、リモートの割合次第で必要な時短幅が変わってくることが分かります。
逆にいうと、リモート・フレックスがしっかり使える会社であれば、時短にしなくてもやっていける可能性があるということでもあります。
シュリンプの場合は在宅で残業することが多いのですが、残業が20時間を超えたあたりからきつくなってきます。
「部署の平均残業時間は25時間」と聞くと、そこまで大変な部署ではなさそうに感じるかもしれません。
ですが、これはあくまで平均です。
残業0時間の人もいれば、40時間働いている人もいるかもしれません。
そう考えると、ワーママの立場からは、部署全体の残業が10時間程度を切るくらいでないと業務量はそこそこ多いと感じます。
昇格して分かった誤算、そして後悔していないこと
ここまで大変だったことをいろいろ書いてきましたが、転職そのものについて後悔している点はありません。
強いて誤算だったことを挙げるなら、思っていたより残業をしないといけない場面があったことです。
こればかりは、実際に入社してみないと分からない部分でした。
もう一つ気になっているのが、リモートワークの制度です。
最近はリモートから出社に切り替える企業が増えています。
ワーママに限らず、リモートワークを期待して入社した人にとっては、大きな誤算になりかねません。
シュリンプ自身も、正直なところ、今のリモート制度が終わってしまわないかびくびくしています。。
コロナ前から元々リモートワークを推進していた企業であれば、こういった誤算は少ないのではないかと感じています。
時短制度と同じぐらい子どもがいる人にテレワークを認めて欲しい。。
また、業務内容や人間関係についても、すべてに100%満足しているわけではありません。
ただ、これはどの会社に行っても、多かれ少なかれある範囲のことだと捉えています。
よくある質問
マミートラックを避けるためにできることは?
シュリンプの場合は、制約をすべて伝えるのではありません。
「ここまでは対応できる」というラインを自分から会社に伝えることを意識しました。
ただし、これが正解というわけではありません。
時短勤務を優先して業務範囲をあえて広げない選択も、同じくらい良い選択だと思っています。
昇格すると求められることは増えますか?
増えます。
シュリンプの場合も、昇格した分だけ任される業務の難易度や範囲が広がりました。
年収アップは嬉しい一方で、簡単なことばかりではなかったというのが正直な感想です。
残業はどのくらいありますか?
シュリンプの場合、残業は10~30時間です。
20時間を超えるときついです。
出社するのもきつい。。
部署の平均残業時間だけを見ると実態が分かりにくいので、可能であれば面接や面談の段階で確認しておくことをおすすめします。
ちなみにシュリンプの周りに聞いた感じだと幅はありますが、時短でも残業がある人が多いです。
育児との両立で一番大変だったことは何ですか?
入社してすぐにぷりちゃんが体調を崩し、続けてシュリンプ自身も体調を崩して、あっという間に有給を使い切ってしまったことです。
有給が少なくなってきたときにどちらが対応するか、事前に夫婦で話しあっておいた方がよいです。
実家など頼れる人がいるかでも大分変りますね。
所定労働時間が短い会社は、どうやって探しましたか?
時短で正社員に転職した記事にも書いていますが、転職エージェントに希望条件を具体的に伝えました。
その結果、条件に近い求人を紹介してもらえました。
求人票の「時短勤務あり」という表記だけでは、所定労働時間の長さまでは分からないことが多いです。
自身が実際に使って内定がでたのが以下の3つのエージェントです。
まとめ
今回は、転職してから1年後に昇格した体験談を、マミートラックへの不安とあわせて紹介しました。
- 結果: 転職して1年後の昇格のタイミングで昇格し、年収は100万円ほどアップした
- 働き方: 正式な時短勤務ではなく、所定労働時間7時間のフルタイムを選んだ
- 昇格の決め手: 社内改善プロジェクトに配置され、難易度と調整力が評価された可能性が高い
- マミートラックへの向き合い方: 制約をすべて伝えるのではなく「ここまでは対応できる」を自分から伝える
- 育児との両立: 有給が少なくなったときの分担は、事前に夫婦で決めておいた方がよい
- 正直な誤算: 思っていたより残業があったこと、リモート制度が今後どうなるか不安なこと
- 一番伝えたいこと: 昇格しない選択も、同じくらい良い選択
マミートラックへの不安は、正直、今も完全になくなったわけではありません。
それでも、自分が何を優先したいかを都度選び直しながら、なんとかやってこられたと感じています。
同じように悩んでいる人が、自分に合ったバランスを見つけるきっかけになれば嬉しいです。
時短勤務を希望して転職活動をしていたときの話はこちらにまとめています。
フルタイムと時短どちらにするか迷っている人はこちらも参考にしてみてください。











